いぬのこざら

医療福祉現場で働く人の力になりたい

学生・新人が被るストレスについて

みなさんこんにちは、今回はお仕事をするうえで必ず抱えてしまうストレスについて書いて行こうと思います。

学生のころや新人のころは、どうしてもストレスを抱えがちです。

 

ストレスの要因は、主に職場の人間関係が多いかと思います。しかし、医療福祉業界で仕事をしていく以上、切っても切り離せないものです。

特に、新人さんや学生時の実習などは、多大なストレスにさらされます。

人間関係以外でも、カルテやレポートが書き終わらずに時間に追われてしまったり、明日の事で悩み眠れない夜もあることでしょう。

 

ストレスを放っておくと、自分の本来持つパフォーマンスが発揮できずに、さらに悩んでしまうといった、悪循環に陥ってしまいます。

自分なりのストレス解消法を持っている方は問題ないと思うのですが、真面目過ぎる方や完璧を求めてしまう方は、ストレスを抱えやすいと思います。

私の考えですが、学生さんや新人さんは、臆せずにやりたいことをやればいいと思います。それが患者さんにとって危険につながることだとすれば、必ず先輩が止めてくれます。持って行った案に対して、高圧的な態度で叱責されるようなら、その先輩に問題があります。

 

特にリハビリ業界に多く見られるのが、新人、学生に対する態度の悪さです。

たしかにリハビリはプロフェッショナルでなくてはならない職であります。患者さんからの期待も大きいので、ミスは許されません。忙しいのもわかります。

しかし、患者さんを担当した経験の少ない新人さんや学生さんが、主動で出来ることは本当に少ないです。それは当たり前の事なのですが、ひどい場合だと「自分が新人(学生)のころは~だった」など、聞いてもいないことを話し始める人がいます。

余談ですが、私が実習に行っていたころに、朝の挨拶すらただの一度も返してこなかった人がいました。当然、質問にいっても無視です。

プロフェッショナルでなくてはならない仕事だからこそ、やりたいことを沢山やらせてあげる、気軽に質問できる環境が必要なのです。また、現場と実習は別物なので、あまりにも辛そうなら先輩側から手を差し伸べることも必要だと思います。

 

新人さんや学生さんの教育をすることも、プロフェッショナルとして重要な事です。しかし、それがわかっていない人が多くいます。辛く苦しい仕事や実習になってしまうと、その先が続かず、成長もできません。

新人さんや学生さんは、そうした先輩とは関わらない方が自分の精神衛生も保たれるので、無視して心から抹消してしまいましょう。気に病むだけ損です。

信頼できる先輩と、自分の仕事をひたすらまっすぐに突き詰めていくことが、遠回りであり、一番の近道になると思います。

 

リハビリ業界においては、実習中だった学生が自殺してしまった過去もあります。

改善はされているようですが、現状でも睡眠時間が全く取れなかったり、鬱になってしまう方もいると聞きます。

医療福祉業界に憧れて進学した学生や、希望を持って入職した新人が、一通りの仕事がこなせるようになるまで、土壌を整えてあげる事が、今の医療福祉業界には必要だと思います。

 

医療福祉の仕事は、やりがいも大きく素晴らしいものです。しかし、一部の人間によって、理想や希望が一瞬で打ち砕かれる業界でもあります。私たち既存の職員は、もっと親身になって学生や新人の指導にあたるべきだと思います。